雪晒しの・・・

 

小千谷縮を作る上で欠かせない作業工程の一つに「雪晒し」があります。
皆さんは雪晒しを実際にご覧になったことはありますか?
小千谷では毎年2月下旬になると「風船一揆」という熱気球を飛ばすイベントがあります。
そちらのイベント会場では小千谷縮の雪晒し実演をご覧になれます。
年に一度、普段は見ることのできない伝統の手技をぜひ間近で
ご覧になってはいかがでしょうか。
イベント間近になりましたらご案内いたします♪

そして実演にて注目して欲しいのが職人さんの足元です。
おそらく雪国でしか見ることはないでしょう。

こちらは「かんじき」です。

「かんじき」にもいくつかの種類があり、なかでも「輪かんじき」と呼ばれています。
雪上で深雪に足が埋没してしまわないように用いられた昔ながらの道具です。
長靴では埋もれてしまう雪上を簡単に歩くことができます。

鈴木牧之著「北越雪譜」にも、かんじきを履いた人の挿絵が残されています。

原料は木からなり、枝を曲げて輪のようにして作られています。
最近ではアルミ製のかんじきもあります。

また、雪晒しだけでなく、小千谷のような積雪地帯では、
屋根の雪下ろしでも大活躍しています。
昔ながらの知恵と手技はこんなところにも活かされています。