社長のコラム / オンライン通販

本郷店 一旦閉店させていただきます。

投稿日: 2015/8/10  /  カテゴリ: 社長のコラム  /  投稿者:

拝啓 皆さま方におかれましてはますますご盛栄のことと
お喜び申し上げます。
平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。

さてこの度、弊社本郷ショールームを閉店することになりました、
関東地区の市場調査と営業推進を目的としてオープンし、
多くの皆様からご愛顧を賜りました事、
この場を借りまして心より御礼申し上げます。
また次のステップへの準備期間を設けさせていただき、
東京地区でのまた新たな取り組みを考えているところです。

9月2~4日は、東京ビックサイト
第80回インターナショナル・ギフトショーが開催され、
弊社もライフスタイルゾーンに出店致します。
今回は宮崎で県材を使った家具製作のパイオニア、
建築家・川野幸三氏とのコラボを発表いたします。
「空間創造」をテーマに、布と木でライフスタイルの提案を致します。
ぜひご来場いただきたいと存じます、

またこの秋企画として、麻+手織木綿との融合、
『花舞-HANAMAI』を展開いたします。
一年を通じて日本の四季をテーマに、
日本独特の様式文化や歳時記をお届けしてきた布ギャラリー、
渾身の作でございます。
併せまして宜しくお願い申し上げます。

伝統工芸には大変厳しき時節ではございますが、
今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
8月を迎えて尚厳しい暑さの中、皆さまご自愛ください。

敬具
8月吉日
水田株式会社
代表取締役  水田育夫

本郷店 1周年を迎えました。

投稿日: 2015/4/9  /  カテゴリ: 社長のコラム  /  投稿者:

本日は当社社長によるコラムをお届けします。

いつもご愛顧有難うございます
本郷ショールームも本日で一周年を迎えました。

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遠くからお越しいただいたり、
「ずっと見ていても飽きないお店ですね」などとお言葉を
言ってもらえることはお店としては嬉しいことの一つです。

静かなビジネス街であり、高級住宅地という側面もあり、
周辺には東大をはじめ、御茶ノ水周辺に医系の大学も多く、
湯島聖堂、神田明神、湯島天神など名所もございます。
ショールームは旧中仙道に立地し、高崎から旧三国街道に通じます、
その三国街道沿いに弊社の本社があり、一本道で繋がっているのでございます。

立地建物の関係もあり、2年を目途に移転を検討中です、
都内は今、大規模な商業施設が目白押しですが、私はあまり興味がありません、
あくまでも小千谷縮の普及活動の拠点と考えているからです。
弊社のような零細企業が、大それた事を考えてと、
ご批判を頂戴してもおかしくないのですが、
大変ありがたいことに、多くの皆様からご支援、ご指導を頂き感謝いたしております。
私は私なりの方法で、伝統工芸と言うものを真正面から見つめている人間です。
そんなに明るい未来を創造しているわけではありません、
だからこそ、やれることはどんどんやろう!、前向きな思いでおります。

こんな社長を支えてくれる優秀なスタッフが、弊社の宝でございます。
本郷ショールームにもぜひ足をお運びいただきまして、
私たちの活動にご理解とご支援を頂けたらと思います。

今後とも宜しくお願い申し上げます。

水田育夫

社長のコラム: 小千谷の四季・2015年冬編

投稿日: 2015/3/3  /  カテゴリ: 社長のコラム  /  投稿者:

本日は当社社長によるコラムをお届けします。

雪国にとって、最も過酷で最も美しい季節が冬です。
悠然と蛇行する日本一の大河「信濃川」は、
悠久の歴史を感じさせてくれます。

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弊社の所からほんの300mほど行ったところ
小千谷・山本山大橋から眺める、2000m級の越後三山、
左から荒沢岳(1969m),越後駒ケ岳(2003m)、中ノ岳(2085m)、です。
(人によっては八海山を加える方もいますが、私の一押しです)

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四季折々の絶景が楽しめます。真っ白な衣を纏った冬の三山
眩いばかりの新緑、雪国が待ち焦がれた春
深い緑に覆われた盛夏の三山は、青々しく凛とした佇まい
秋・木々の紅葉はグラデーションとなって、冬の到来を告げてくれます

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こんなにも美しく、豊かな国・日本、ふるさと・小千谷、
そして雪から生まれ、雪に育てられた織物「小千谷縮」
1200年の悠久の歴史を超えて、今も尚その歴史を刻んでいる
これからも平和な日々が続くといいですね

2015年3月3日
みずたいくお

 

 

新年のご挨拶

投稿日: 2015/1/7  /  カテゴリ: 社長のコラム  /  投稿者:

2015年明けましておめでとうございます、

旧年中は皆様方から大変お世話になりました、昨年は政治経済とも様々な舵取りが成され、我々中小事業者にとっては大変困難な運営を強いられました。

国際政治の不安定、円安、消費税の中途半端な先延ばし等など、よく二極化といわれますが、政治は一極化がどんどん進み、経済では円安により大手企業が潤い、内需では一部が活況と聞いております。

弊社は創業38年です、人を抱えるものづくりの内製化は時代に逆行しているとよく言われますが、1999年に小千谷縮の職人集団企業の4代目を継ぎました、2004年の中越大地震の被害で、2006年に生産現場と営業部門を一緒にして、本社を全面移転いたしました。

負の部分だけを考えていると一歩も前には進めません、やめるのは簡単です、何もしないのは楽です、今まで常に火中の栗を拾いながら企業運営をしてきた気がします、それを様々な形で応援し、助けていただいた多くの皆様により支えられていたんだと実感する今日この頃です。

2015年は大変難しい戦いになると思っております、誠心誠意尽くしていく事が大事です、昨年から進めております小千谷縮の織工場も間もなく稼動いたします、皆様方のご健勝を願い新年のご挨拶とさせていただきます。

                                              代表取締役   水田育夫

 

 

中越大震災10年を振り返って

投稿日: 2014/10/22  /  カテゴリ: 社長のコラム  /  投稿者:

震災から10年、改めて亡くなられた方、被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます、この地域の皆さんは様々な形で被災をし、10年という時を経て言葉に出来ないご苦労をされてきたのかなという思いがあります。
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2004年10月23日午後5時56分、そのとき私は同じく震度7に襲われた川口に向かうべく、旭町の三国街道の交差点(2年後の本社移転地の直ぐ脇)で信号待ちをしており、ほぼ震度7に近い地域でとんでもない大きな揺れに襲われ、何がなんだかわからないまま、ただただ恐怖と驚きで一気に混乱の渦に巻き込まれました。ひたすら自宅に向けて戻る際、周辺は妙な静けさに包まれ更に恐怖心が増したのを覚えています、道の状態や周辺の様子は全く記憶がなく、家族の無事や家の様子の事で頭が真っ白になりました。自宅に戻ると周辺には様々な落下物が散乱し、外壁は崩れ落ち、屋外階段からして落ちないもののひびだらけで、入り口のドアはひん曲がり開いたまま、玄関から足の踏み場もなく、下駄箱や食器棚などの家具が倒れ、食器や花器、照明下駄箱は倒れ花器が散乱し、最初に入った部屋のリビングは大型サッシが2枚中に倒れ落ち、2枚は外に外れ落ち、シャンデリアはこっぱみじん、TVは3mも吹っ飛び、食器棚が倒れ中にあった珈琲カップのコレクションは全てガレキになっていました。

そんな中でも幸い家族やお客様は皆無事で、休日だった会社の皆の無事も確認をしました。みんなの元気な顔を見たときはへなへなと腰が砕けてしまいました。その次は会社の事です、本社事務所は見るも無残に全てのものが倒れ、落下しめちゃくちゃの状態でしたが、家族や社員の安全を確かめた段階で、さあこれからどうしようと妙に腹が据わったのを覚えております、さあ工場はどうなったか?幸いにも会社が休みの日で人の被害が無いことは解っていたのですが、見に行った社員から一報が入り、工場はひどい状態でした。ここから3ヶ月間全く仕事ができる状態ではなく、4棟あった工場のうち2棟は立ち入れないほど全壊で、社員全員で後2棟の復旧に着手し、何とか今までの半分の生産量まで持ってこれたのが地震から6ヵ月後でした。

2年後の2006年6月に本社と工場の全面移転、新たな場所での移転を決意させたものは、全国のお客様からの暖かい励ましと支援でした、震災時は全国から300件のお見舞いいただき大変大きな感動と勇気を頂きました。本当に有難うございました。
あまり思い出したくは無いですが、当時のことを振り返ると、良く今の状況まで持って来れたなと実感いたします。

地震から10年!、今日まで支えていただきました皆様方に、改めて御礼申し上げます。
社員一同、これからも頑張って参りますので、今後とも宜しくお願いいたします。

2014年10月23日

水田株式会社  代表取締役  水田育夫

お久しぶりです

投稿日: 2014/9/25  /  カテゴリ: 社長のコラム  /  投稿者:

皆さん御機嫌よう、大変ご無沙汰してしまいました、こちらは元気に頑張っています。
今、大変な時代が来ています。
地球の温暖化による気候変動は、世界的に様々な災害や弊害を生んでいます。
また国や民族、宗教による争いが多発しています。日本とて他人事ではありません。
いつ自分の身に降り掛かるやも知れません。
国を超えて民族を超えて、地球規模で助け合わなければならないと思います。

最近よくNHK-TVを見ます。民放ではバラエティーや食べ物中心の旅番組、
クイズ物や中身の無いドキュメントなど、一体誰が見てるのかなと思うばかりですね。
て言うかほとんどNHK、或いはBSにチャンネルを合わせています。
上っ面の物語など何の興味も意味も感じません。
報道番組ですらうそっぽく感じる事柄も多い、全てを美化したり徹底的に持ち上げたり、
徹底的に批判をしたりやり込めたり、良い人間悪い人間とそんなに明確に判別できるものでしょうか。
誰もが善と悪を持ち、誰にも価値観の違いがある。全てを同じ目線で見ていくことは大変怖い気がします。
そんなことを思っているのは私だけでしょうか?

65歳になって思うように体が就いて行かず、多少気力の衰えを感じつつ、進歩進化したこともあります。
その一つがあまり怒らなくなった事、TPOを弁えて暴飲暴食しなくなった事、人生の自分基準を変えて
次世代思考に変わった事、過去の悔いを考えず立った今の自分と向き合えるようになった事などなど、
歩んできた道や出会いに思いを馳せつつ、感謝の気持ちでいっぱいです。

30数年前に一本道と決めた今の道、小千谷縮を重要無形文化財だの伝統工芸と持て囃し、
床の間に置かれてしまった素晴らしい職人文化、日本の誇る様式文化を今の時代に呼び戻すこと、
産業としての価値を見出す事が自分の仕事だと思ってやってきました。
そんな私を面白く無いという人たちもいた。様々な謂れの無いご批判、
聞くに堪えない中傷に耐えながら、その中でもがき苦しみながらやって来ました。
それ以上に全国の皆さんが私を支えてくれました。誰よりも素材の美しさや豊かさに惚れ込み、
職人の手仕事に恋焦がれ、伝統技術やその道具を大事に思って仕事してきました。
博物館に飾ったり、美術館で見てもらう事のために存在するのではない。
今を生きる、今に生かす、今に羽ばたく為にこそ真の伝統工芸といえるのではないか、
何故この地にこんな素晴らしい織物が生まれたのか、何故この地の人々は1200年にわたって、
この織物を伝え守る事ができたのか、それをこの手で検証し証明していきたいと思います。

織物工場新築のご連絡

このたび弊社では一貫した織物工場の建設に着手し、この8月に完成いたしました。

糸づくり、整経、シャトル織機の導入と、今までの外注生産から一部自社生産に切り替えます。
今小千谷産地では着物以外を織ることの出来る、90cm以上の広幅織機は弊社の工場を除いて
一台も稼動していません。このたび二年がかりで捜し求め、漸く中古のシャトル織機5台を購入し、
全てを徹底的に修理して、新しいコンピュータシステムの導入も果たし、順次稼動させます。
全国どこにも無い工芸織物としてのタペストリーや暖簾の制作、小千谷縮の寝装寝具や
ファッション素材など、様々な伝統技術を駆使して幅広く、表現力豊かな作品づくりの場として、
生産基地として将来の大きな拠点として期待しております。

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